先月に引き続き、第2回保護者勉強会を実施しました。

今回も、

内申1点分に相当する入試得点がどの程度のものなのかといったところから

架空のモデル生徒Aの内申であった場合、

入試の得点をどの程度取らなければ合格できないのか

といった計算を実際にしていただいたり

さまざまな高校の特徴をお話させていただいたり

日本語の文章を読む力の重要性について力説をさせていただいたりしました。

この読む力に関しては是非、参加できなかった方にも知っておいて

頂きたいので簡単にですが、こちらに書かせていただきます。

 


以下の資料は少しデータが古いですがH27年度入試問題の科目別文字数を

県別に棒グラフにしたものです。

神奈川県の公立入試の試験時間は50分です。

例えば社会であれば、この50分間で10749文字の問題に目を通さなければなりません。

つまり、1分換算では215文字となります。

と言うことは、1秒で3.5文字程度を読まなければならない計算となります。

 

実際には、「・・・について答えなさい。」のような部分は読む必要はありませんが、

考える時間や答えを記入する時間を考慮すると、

『1秒で5文字程度を読み』

かつ

『1度の読みで出題内容や意図を理解し』

かつ

『解答を導き出す』

必要があるのです。

ですから、受験の日を迎える前までに読む力を付けることが必須条件となるわけです。

そして、その読む力を鍛えるには音読が最強のトレーニングとなります。

 

国語の教科書などを授業中に、声に出して読ませると意外と流暢に読めない子がいます。

言葉の切れ目がおかしなところで区切ったり、なぜか一行飛んでしまったり・・・

声に出してちゃんと読めないのに、黙読がちゃんとできているわけがないですよね。

 

しかも、

音読には創造性や思考力を司る前頭前野と、記憶力に関係する海馬を刺激し

良いトレーニングとなる効果があるともいわれています。

さらに、

コミュニケーション力もUPするとさえ言われています。

 

受験時に行われる面接対策としても最適ですね。

他にも、音読にはいろいろな効果(脳のアンチエイジングとか)があると注目されています。

 

ということで、

この記事を読んでくださった皆様は、ぜひ今日から音読をし読む力の向上に努めてくださいね!

何を読めばいいのかわからない人は、

国語の教科書や理科、社会の教科書を音読することをお勧めします!!

 

竹上