大学受験の小論文指導である子から聞いた話に驚いたことがありました。
資料にある筆者の主張と反対の意見を書くと違いが明確になって評価されやすいと言われたそうです。

断言します。そんなことは全くありません!
筆者の意見に賛成だろうが反対だろうが、評価に影響はありません。 

小論文に必要なのは、制限字数を除けば以下の2点だけです。
①筆者の主張を正しく理解しているか?
②自分の意見を的確に表現しているか?

 ①を大学側の採点者に評価してもらうためにも、資料の要約や読み取りを自分の小論文に取り入れましょう。
出題形式によっては、別の設問で筆者の要約や読み取りを書かせるところもあります。
しかし、そうでない場合は指定条件になっていなくても要約や読み取りを書いたほうがいいのです。
なぜなら、採点者に「自分は筆者の主張を十分理解したうえで意見を述べていますよ」と分かってもらいやすいからです。

 ②については、誤字脱字・文法の誤りをしないこと以上にもっと大切なことがあります。
それは、自分の主張を裏付けるために「適切な具体例や体験談、根拠となるデータや評論の引用」などを例として挙げることです。
採点者を納得させるために不可欠なものです。

そして、小論文を練習する時には「ひとつの型」に慣れるとよいでしょう。
他の勉強もあるのであまり小論文に練習時間は割けないはずです。
また、入試本番でもどんな構成にするか迷う時間はありません。
だから、自分の得意な型を作ってしまってどんなテーマでも書けるようにしてしまいましょう。

取り組み易い型として以下の3つがあります。
(A)テーマの要約や読み取り⇒本論(自分の意見と具体例)⇒結論
(B)問いかけ⇒本論(問いに対する答えの説明と具体例)⇒結論
(C)短めの結論⇒本論(結論の説明と具体例)⇒再度全体を総括した長めの結論

要約が別に設問されているならBかCがお勧めです。
書く前に自分の主張とそれに合う具体例や引用さえ決めてしまえばすぐに書き始められるからです。

小論文とは「テーマの問題に対して自分はどう考えるか、何ができるのか」を述べるものがほとんどです。
決してテレビの評論家のように上から目線で偉そうに社会を批判して結論を書かないでください。
その問題と自分自身が真摯に向き合って意見を述べてください。
どうしても今の自分では手に余るテーマが出題されたら
「今の自分ではここまでが結論である。しかし、今後もこの問題について考え続けていきたい。」と終えても構わないのです。
大学はそういう成長させがいのある学生を求めています。

大学入試で小論文を書いた身として、驚きの指導に関して他にも言いたいことはあるのですがここまでにしておきます。
もし困っている人がいればご相談ください。

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