突然ですが、人の「やる気」に関係している神経伝達物質を知っていますか?
「ドーパミン」と呼ばれる物質だそうです。
この物質が、どのくらいの量分泌されて、どのような経路をたどるのかが
人や動物のやる気に関係しているという研究結果が発表されています。
そして、このドーパミンは人によって分泌量に個体差があるそうなのです。
ところが、
このドーパミンはセルフコントロールすることができるのです。
過剰になると問題がありますが、自分のタイミングで増やすことができれば
やる気が出てくる脳をつくれるというわけです。
このドーパミンの分泌を促すには、
例えば、
それを生成する栄養素であるチロシンを豊富に含むと考えられている食品の
バナナやリンゴ、チョコレートを摂取したり、サプリメントで取り入れたり
好きな人(タレントさんでも良いですが)のことを考えてときめいてドキドキしたり、
運動をしたり、音楽を聴いたり・・・
さまざまな方法があるのですが、
達成感を得ることでも、分泌をさせるとができます。
脳は訓練次第で、経験からやりがいという報酬を得てドーパミンを放出し、
それを糧とすることができるそうです。
だから、セルフコントロールができるのです!
ドーパミン放出状態に自らするために、小さな目標をたくさん設定し、
こまめに達成感があじわえるような仕組みを作るのです。
そうすれば、ひとつのタスクをやり遂げるたびにドーパミンが分泌され、
その状態で次のタスクに取り組むことができるようになる
というわけです。
ここでは勉強に対してやる気を出してもらいたいので
3つの方法を提案しようと思います!
1.やるべきことを書き出す。「やることリスト」を作成する!
塾の宿題や学校の宿題、習い事や友達との遊びの約束にゲームやテレビのことなど
考えなければならないことがたくさんあると、その正確な分量を把握することが困難になります。
ですから、
やらなければいけないことは何なのか、
またそれはいつまでに終わらせなければならないのかを紙に書き出します。
そうすることで、不透明であったタスクに対して、どれをいつまでに終わらせようという
小さな目標を持つことができるようになります。
2.とりあえず、5分やる。
次に、1で書き出したやることリストの中から、最も「簡単でとっつきやすいもの」に
とりあえず、5分間頑張ろうと決めて取り掛かります。5分間達成することができれば、
小さな目標を一つクリアしたことになります。ドーパミンが出てきますね!
あとは勝手に手が進むはずです。
3.出来たこと、やれたことを可視化する。
最後に、終了したタスクに対して、その都度、斜線や×を付けていきます。
そうすることで、
「俺(私)、頑張った!」という肯定的なフィードバックが脳内で勝手に行われます。
ここでも小さな目標のクリアになりますから、
脳が褒められてドーパミンの分泌につながります。
このように科学的の力を勉強に取り入れていくことで効率的のよい勉強ができると
私は考えています。
長津田校では、注文を受けると、竹上が一人一人に表紙のデザインを手書きで作成した
やることリスト帳をプレゼントしています。
その冊子が使い終わると、達成感を味わうことができますし、
新しいデザインの冊子をもらうことで喜びになり、刺激にもなります。
ぜひ、みなさんの勉強法の中にドーパミンを分泌させる方法を取り入れてみてください。
信じて継続すれば、かならず結果がついてくるはずです。
竹上