突然ですが、みなさんは学校の定期テストの勉強や塾の宿題をしているときに
「志望校合格」というゴールを意識していますか?
勉強に限らず、肉体的なトレーニングをするときも、
ゴールを意識するのとしないのとでは、
効果に大きな違いがあります。
例えば、
マラソンや駅伝の選手は練習のとき、
“〇kmを何分間で走る”という、目標・計画をたてて走ります。
特に、陸上トラックで練習をしているときは、1周(400m)毎にどれだけ時間がかかったかを計測し、
予定より遅れているときはペースを上げて、目標タイムをクリアできるように走ります。
目標もなく走るのは、ただのジョギングですね。
勉強も同じです。
何もしないよりは1問でも多く問題を解いた方が、もちろん学力は向上します。
しかし、ただ問題を解くよりも、
「このページを何分間で解こう」
とか
「次のテストで何点を獲ろう」
とか目標をたてた学習の方が、何倍も学習効果は高いのです。
では、目標をたてて勉強すればいいのかというと、必ずしもそうではありません。
目標が適当(もちろん、この適当は「ちょうどいい」という意味であって「どうでもいい」という意味ではない)
でなければ、逆効果になるからです。
適当な目標を設定するのに一番大切なことは、自分自身をきちんと知ることです。
ところで、志望校は考え始めていますか?
「いやいや、まだ決まるわけないじゃん。内申だって中2のときと変わるかもしれないし、入試得点もどれくらいとれるかまだわからないし…」
って思ってませんか?それこそが、自分自身のことをきちんとわかっていない、1つの証拠なのです。
「いまのまま勉強していけば内申はいくつぐらい上げられそうか。」
「学力や将来の希望などを考えると、どの学校を志望校とするのがよいか。」
高校受験は、多くの人が初めて迎える人生の選択です。
自分自身をよく理解したうえで、最高の選択ができるように、
一刻も早く学習目標・計画にしたがって、学力向上を目指すべきです。
まだ、中1・2だから大丈夫ではありません。
部活や習い事で時間がないことを言い分けにせず、
今の学力や将来の希望をもとに、いくつかの学校のパンフレットを集め、
カリキュラムや施設を比べ、説明会に参加をしましょう。
我々もみなさんの性格や学力から、さなまざな高校を
提案しますのでぜひ相談してください。
竹上